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夏原武「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代ライフ

戸籍を「ラクラク悪用する」犯罪者たち。話題の「保険金詐欺主婦」から「借金踏み倒し常習」「一等地ビル無料賃貸悪党」まで、素人プロ入り乱れる「手口」を全部書く!(9/9ページ)

2010.10.07

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戸籍悪用を防ぐには、総背番号制度導入が必須
 

 名前を変えれば「それだけで大丈夫」。

 こんな話は、小説や漫画でもよく取り上げられている。そのため素人でもだいたいのやり方はわかる。もちろん特に技術や能力・資格が必要なわけではない。

 戸籍とは、自分を証明するもの。自分が自分であることを示すものだ。「それを改竄し、自分が誰か判別不能にすることを、普通の人間がやると想定していない」(捜査関係者)という「性善説に基づいたシステム」だからこそ、悪用がたやすいのかもしれない。

 国民総背番号制は「税金補足」などと、報道ではどことなく嫌なイメージがつきまとう。しかし実際はそれだけではなく、こうした「自己否定」も恐れない詐欺師に対抗する唯一の手段なのかもしれない。

 もはや「金になるのであれば、人を騙せるのであれば何でもしよう」という時代になったのだろう。

夏原 武(なつはら・たけし)
夏原 武(なつはら・たけし)

 1959年生まれ。雑誌編集者を経てフリーランスに。著書に「サギの手口―最新裏仕事人列伝」(データハウス)、「現代ヤクザのシノギ方」(宝島社)、「バブル」(同・共著)、「震災ビジネスの闇」(宝島SUGOI文庫)、「反社会的勢力」(洋泉社新書y)など多数。
 漫画原作として現在、「水晶」(ビッグコミックスピリッツ)、「関東三国志」(プレイコミック)を連載中。
 近著に「新クロサギ」(小学館)、「現代詐欺師シノギの手口」(宝島社)、「ワルの生き方」(宝島社)がある。

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