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夏原武「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代ライフ

「イラクのディナール投資」という「叶わぬ夢」。高齢者だけでなく、若者も「マルチ商法」で食い物にされる現状を暴露する!(6/7ページ)

2010.07.29

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若者はマルチでディナールにハマる
 

 さらに、ディナール業者の一部は、主に若者をターゲットとしたマルチ商法として動き出している。マルチ、すなわちピラミッド方式の組織を作り出し、「被害者に被害者を生み出させる」という、この世でもっとも醜くそして悪質な商法までもが利用されているわけだ。

 自分が購入するだけでなく、「新たに購入者を勧誘すればリベートを支払う」という方式こそがマルチ商法の典型で、大勢を勧誘すれば立場が上昇し「さらに利益を得られる」システムにはまってしまうことになる。

 なにもイラクという国家を信頼するな、と言っているわけではない。イラク国民が復興を目指していることは間違いない。

 だが、その復興には時間が掛かるだろうし、仮に復興したとしても経済状況がクウェートや他の産油国と同じになるか、誰にもわからない。わからない未来を保証すること自体に問題がある。

 もっと言えば、復興なったとき、イラクが新紙幣を発行する可能性もある。経済状況を立て直すためのデノミ選択は、珍しいことではないからだ。日本も戦後、新紙幣発行によりパニックめいたことが起きている。

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