ジャロジー窓は「泥棒好み」。最近の新築に使われることは少ない

 3度目の被害は、5年ほど前のこと。

 森さんご夫婦が旅行で留守にしている間に、寝室のジャロジー窓から空き巣が侵入した。つまり1回目と同じ部屋だ。

 「ジャロジー窓」とは、短冊状のガラスを、開口部を塞ぐように何枚も並べたもの。排気口のルーバーのような形になる。

3回目の泥棒被害は、このジャロジー窓から。泥棒は窓のガラスを外して侵入した。「ジャロジー窓は防犯性能が低く、最近の新築で使われることは少なくなりました」と語る甘利氏。森さんは、被害後に外格子を取り付けて対策してある。

 ジャロジーでは、ハンドルを回してガラスの向きを変えることで、風通しを確保する。通気を確保する窓として、浴室やトイレなどに、盛んに用いられた時期がある。だが「室外からガラスを簡単に外せる」防犯性の低さが広く知られるようになり、最近の新築ではほとんど使われない。

 この3回目の被害では、幸いなことに、室内を物色した形跡は残っていたものの、なにも盗まれはしなかった。