一方的に「上の子」だけを叱るのはダメ!
 

 子どもたちの兄弟関係について悩む親も多い。たとえば、上の子が下の子をいじめるとか、始終けんかが絶えないなどだ。

 こういうとき、事情がよくわからなくても、とりあえず上の子を叱ってしまうという親も多い。

 「お兄ちゃんらしくしなさい」「お姉ちゃんらしくしなさい」というようにだ。

 でも、これでは、上の子が不公平感を持ってしまう。「上の子だから」という理屈は、親にとってはわかりやすくて都合のいい理屈だが、押しつけられる当の本人にとっては理不尽この上ないものなのだ。

 子どもは、自分が公平に扱われているかどうかについて極めて敏感だ。なぜなら、子どもは弱い存在で、親に依存して生きていかざるを得ないからだ。

 すべての頼りのもとである親の愛情が、自分に対してより少なめだということになれば、子どもにとっては大問題だ。