AKB48握手券偽造の「裏」とは……
詐欺の基本が話術と演技力であることは、様々な事件が如実に示している。いかに「役」になりきり、相手を説得して信頼させるかがポイントになる。
だが、いくら演技力があり説得力があったとしても、それだけで信じてくれるわけではない。もうひとつ大切なもの、それは話の裏付けとなるさまざまな書証である。
当然、詐欺ではこれらの偽造が定番となっている。
これまでにも、数多くの偽造が行われてきた。
身分証明書であれば、免許証・パスポート・健康保険証などの公的証明書から、社員証・学生証など民間の証明書までありとあらゆる身分証に及んでいる。また、有価証券であれば株券・抵当債券・新株引換証などが偽造されたし、金券の範疇では小切手・手形から収入印紙・商品券まで行われている。
偽造の目的には2種類ある。偽造書証そのもので利益を得る(株券、手形など)、書証を利用して相手を信用させる(身分証明書)、時にはその双方をミックスして詐欺が行われることもある。
個人を特定させるもの、兌換可能なもの、これらはすべて詐欺の歴史とともに進歩し種類を増やしてきたが、ここへ来て新たな偽造対象物が登場し増加傾向を見せているため、注意が必要だ。



