なんと振り込め詐欺被害の16倍にまで拡大した「ファンド詐欺」
●他者から金銭などの出資・拠出を集め
●当該金銭を用いて何らかの事業・投資を行い
●その事業から生じる収益等を出資者に分配するような仕組み
――これは、金融庁が金融商品取引法の対象と見なす、ファンドの定義である(正確には集団投資スキーム持分と呼ぶが、要は世間一般で言う「ファンド」)。
このファンドが今さまざまな問題を引き起こしており、中でも詐欺による被害は深刻なものになっている。
ファンド詐欺は、投資詐欺・出資詐欺とも呼ばれる。要するに「有利な資金運用がある」と騙すもの。
実はこの手口自体、ずっと昔からあるもの。ただこれが近年、振り込め詐欺同様に「新たな装い」「新たなネタ」を身にまとい、多くの被害者を生み出している。
たとえば、2009年の「資産形成事犯」の被害者は5万4000人、被害総額は約1654億円。あれだけ大騒ぎした振り込め詐欺でさえ全盛期の被害総額が年間300億円クラス(2009年は100億円行かない)だったから、すでにその5倍。2009年に限れば16倍というものすごさだ。



