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激増する「素人偽札」の世界。なぜ「1000円札」「子どもの犯行」が多いのか。その「理由」

松村テクノロジー社長 松村喜秀
2010年 2月4日

あそこでもここでも、少年少女が「偽札で逮捕!」
 

 2009年10月、奈良県のショッピングセンターで、偽の1000円札を使った現行犯で、中学2年の女子生徒が逮捕された。女子生徒は商品券1万円分を買うために偽1000円札10枚を使ったという。

 私は偽札の専門家なので、主要な事件の偽札はチェックしている。本件も見たが、偽1000円札は両面コピーで作ったもの。透かしもなく、表と裏がずれた粗悪なものだった。

 実は最近、コピー機やパソコンなどを使って、子どもたちが偽札を作る事件が増えているのが現状だ。万引き同様、「ゲーム感覚」という意識もあるのだろう。

 しかし、通貨偽造や行使は、極めて刑罰が重い犯罪だ。これを読んでいる大人の方は、「悪いことはしてはいけない」という基本と共に、ぜひそれを子どもたちに教えてほしい。

 それに、これも万引き同様、「ゲーム感覚」の犯罪は、エスカレートして往々にして本当の悪人・犯罪者を創り上げてしまう。いわば人間の「割れ窓理論」だ。

 たとえば、千葉・松戸で、偽札づくりをした6人が逮捕されたことがあった。調べると彼らは、子ども時代にも偽札で捕まった前科があった。

 彼らも、コンピューターを巧みに使い、偽造したようだ。子ども時代に熱中した体験を懐かしむのはいいが、それが偽札づくりの犯罪とは、何とも救いがたい。

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