住宅侵入の手口の圧倒的多数は「窓ガラス破り」
泥棒の被害に遭ったお宅を、当サイトの「防犯住宅」で訪ねることがある。侵入場所・手段を見ると、掃き出し窓のガラスを割って、クレセントをくるっと外して、窓を開ける――それが、ひときわ目立つ。
普通のガラスなら難なく割れるし、クレセントを回すのは苦もない。しかも、室外との間を行き来するのを前提とする掃き出し窓は、出入りがラク。慌てずに“仕事”にかかることができそうだ。
既存の住宅であれば、まだまだ普通の1枚もののガラスが当たり前。防犯上の強度は低い。しかも、外から窓の内をのぞくと、クレセントが丸見え。ガラス面のどこを攻めればいいか、泥棒には丸見えの状態だ。
実際、戸建て住宅にしても共同住宅にしても、泥棒が何らかの手段で窓ガラスを割って、その窓から侵入してくる例は格段に多い。
表は、泥棒がどのような手段で家の中に侵入してくるのか、警察庁のデータをもとに示したものだ。
侵入盗の侵入手段/戸建て

資料:警察庁「平成20年の犯罪情勢」
侵入盗の侵入手段/共同住宅(4階建て以上)

資料:警察庁「平成20年の犯罪情勢」
侵入盗の侵入手段/共同住宅(3階建て以下)

資料:警察庁「平成20年の犯罪情勢」
これを見るとわかるように、戸建て住宅で泥棒に侵入された件数は2008年1年間で6万件弱。その4割強は「ガラス破り」だ。
共同住宅でも傾向は変わらない。4階建て以上のものでは泥棒に侵入された件数は08年1年間で1万件強。その3割近くはやはり「ガラス破り」だ。3階建て以下のものになると、件数は2万5000件近くにまで増えて、半数近くを「ガラス破り」が占める。
もちろん、ガラスがはめ込まれているのはなにも窓ばかりとは限らないが、「ガラス破り」の対象になっているのは9割前後が窓。なにか有効な対策はないものか――。




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