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「相続」が「争族」になる事例が激増中! 子供の幸せを願うなら、「この注意点」をクリアした遺言を残しておこう

社会保険労務士 當舎緑
2009年 11月11日

たとえ「相続税」が0円でも「相続」は必ず起こって、モメにモメる!
 

「自分にはそんなにお金がないし、子どもたちは仲がいいので、私が死んでも喧嘩なんてならないわよ」

 高齢の方に遺言を勧めると、こういう類の答えが多い。

 たしかに相続税には5000万円プラス法定相続人1人につき1000万円の基礎控除があるので、もし妻と子供ふたりであれば、8000万円までの財産まで相続税は課税されない。

 普通に考えて、等分に分ければ争いなんて起こらないはず。

 でも考えてみてほしい。

 兄弟には、既婚者もいるし未婚者もいる。正社員とフリーターがいる。家を出て独立している者もいれば、ずっと親元で暮らしている者がいる。住宅購入で援助された者もいれば、小遣い程度しかもらっていない者がいる。

 親が生きている間に兄弟を平等に扱うことは、まず不可能だ。

 亡くなったとき、「自分は何もしてもらってないのに、他の兄弟はいろいろ助けてもらってる」など、不満が噴出してもおかしくない。

「自分にはそんなにお金がないし」という方なら、遺されるのは、わずかな貯金と持ち家だけ。家の資産価値に比べ、貯金ははるかに金額が少ない。

 じゃあ、遺された家は誰が住むのか。それでもめないのか。家を売却して現金にして平等に分配するべきか。離れて住んでいる兄弟同士の意思を通じ合おうとすると、最初の話し合いから大変そうだ。

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