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「自然の風は取り込みたい」「でも、泥棒に侵入されないか心配」――この矛盾に「採風格子窓」を!

ジャーナリスト 茂木俊輔
2009年 10月28日

採風を重視すると、防犯が心配
 

 ちょっと窓を開けておきたいというときがある。久しぶりに晴れ間の出た日、換気を兼ねて、ふだんは使わない1階和室の窓を開けておきたい、寝苦しい真夏の夜、寝室に風を通すため2階廊下の窓を開けておきたい、……。自然の風を取り込む狙いだ。

 環境配慮の時代。省エネも避けて通れない。梅雨のように、よほど外の気象条件が悪い場合ならいざ知らず、そうでないなら、住宅で人工空調に頼るのは考えものだ。それに何より、自然のさわやかな風は心地いい。

 ただ、マンションならまだしも、戸建てだと、心配もある。そこで過ごすことのない1階和室の窓を開けたままにしておくのは、日中とはいえ不用心かもしれない。いくら寝苦しいからと言って、戸建てで窓を開け放ったまま寝るのは、それなりの勇気がいる。

 2階にいると、1階の様子は案外わからない。寝入ってしまえば、同じ部屋の出来事でも気付かない。夜寝ているときに侵入する忍び込みや日中家人に気付かれないように侵入する居空きと呼ばれる手口があることを、忘れてはならない。

 多くの泥棒はカギのかかっていない玄関ドアや窓から侵入してくる。「この家はふだん、この窓を開け放しにしている」。忍び込み・居空き狙いにこう目を付けられてしまったら、被害に遭うのは「もはや時間の問題」かもしれない。

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