「悪徳商法」「霊感商法」の巣、統一協会
親しくさせていただいている紀藤正樹弁護士と話したとき、強く共感したことがある。それは、実質詐欺であるにも関わらず刑法上詐欺罪が適用されないがために、軽い罰則で繰り返される「悪徳商法」「霊感商法」が、あまりにも多いことである。
ご承知の通り、紀藤弁護士は長年に渡って悪徳商法・霊感商法・詐欺事件に立ち向かい、多くの被害者を救済した実績がある。それだけに「詐欺ではない」という言い抜けで繰り返される事件への憤りは、大いに納得できたのである。
さて、霊感商法の代名詞とも言える存在が、統一協会である。韓国発祥のこの新興宗教は正式名を「世界基督教統一神霊教会」と言うのだが、さまざまな手法を使うことで、よく知られている。
大学では原理研を作り(名前はまったく違うサークルになっていたりするが)、「親泣かせの原理研」と言われたこともあるほど。一昔前は、駅前に黒板を置いてしゃべりながら黙々と書き込んでいる原理研関係者を見かけたものだ。キリスト教系大学で勢力を誇っており、現在でも活動は活発だ。
むろん、信教の自由が保障されているわけだから、何を信じてもかまわない。だが、それは「他者の権利を侵害しない限り」という条件が付く。絶対多数の幸福を守るのが国家というものだからだ。したがって、いくら信じているからといって、他者を騙して商品を売りつけることは、決して許されるものではない。



