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急増する「サイレントベビー」問題は、ベビーカーも一因か!? ――ことわざを生かして子どもをきちんと育てるには

教育評論家 親野智可等
2009年 8月3日

増加する「サイレントベビー」の「背景」とは!?

 前回に引き続き、今回も子育てに役立つことわざを紹介しよう。最初に、最近気になる傾向について、ことわざと絡めてちょっと書いておく。

「負うた子より抱いた子」

 親は、赤ちゃんを背負っているときより、前に抱いたときのほうが、あやしやすい。自分の後ろと前というほんの少しの違いでも、赤ちゃんへの対応に違いは出る。

 そして、この「あやす」行為は、とても大切なものだ。

 赤ちゃんは気分が優れないときや親にしてもらいたいことがあるとき、ぐずることでそれを知らせる。親が反応してあやしてくれたり適切な処置をすれば、安心してまた静かになる。

 この過程で、自分が「がんばって働き掛けることで願いがかなえられる」ことを学ぶ。これは、人生を積極的に生きていく上で、とても大切な「学び」だといわれる。

 ところが、それが学べない赤ちゃんもいる。つまり、赤ちゃんの働き掛けに対して親が反応しないことが多い場合だ。そうすると、赤ちゃんは「自分が働き掛けてもムダ」というサインを学ぶ。ムダとわかった赤ちゃんは泣いたりぐずったりしなくなる。これが、よく言う「サイレントベビー」の問題だ。

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