精巧な偽一万円札が中朝国境で流通
今年2009年の5月初旬、中朝国境に偽1万円札が流通しているという報道が、一部マスコミで流れた。
この偽1万円札を鑑定したのは、実は私だ。フィリピンで偽1万円札が発見されたことを以前書いたが、今回鑑定した偽札は、それを超えるレベルだった。
フィリピンで発見された偽札はホログラムもはげ落ち、マイクロ文字も間違うなど稚拙だったが、今回鑑定した新しい偽札は、ホログラムも透かしもマイクロ文字も、さらにピンク色を帯びた真珠光沢の模様が浮かび上がる「パールインキ」さえも精巧に偽造しており、一見、判断は難しい。
偽札は大きな経済的利益を犯人にもたらすので、新技術の取り込みにも貪欲だ。残念ながら偽札は日々、進化しており、こうして原稿を書いている今日この瞬間にも、さらに精巧な偽1万円札が開発され、出回っている可能性があるのが現実だ。



