4月29日、WHO(世界保健機関)は新型インフルエンザが世界的大流行の直前にあるとして、その警戒レベルをフェーズ5に引き上げた。それ以後の日本における騒動は、今さらここで繰り返す必要はないだろうが、ここでは今回の新型インフルエンザの流行と経済との関係を中心に見ていきたいと思う。
それにしても、新型インフルエンザの流行は、世界経済の面から見ると最悪のタイミングだったといってよい。4月24日にワシントンで主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が開催され、「経済活動は年内に回復を開始するだろう」として、金融危機以降初めて明るい見通しを声明した直後だった。
株価もかなり回復していた。日経平均も大型連休明けには9500円台に戻し、リーマンショック以来の下げ一辺倒から、ようやく踊り場にたどりついたところであった。さあ、これからうまく進んでいくかなと思っていた矢先の新型インフルエンザである。




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