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復興ニッポン: 伝説の「音」を体感する、一関「ジャズ喫茶ベイシー」(1/2ページ)

~味から始まる復興~

2013.05.31

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 日本でも有数のジャズ喫茶である一関の「ベイシー」。その迫力ある音を聴こうと日本はもとより世界中からジャズファンが訪れる。国内や海外の著名ミュージシャンがライブを行うこともあり、地元の常連客だけでなく、東京など遠方から通う人も多い。

 二重になったドアを開けると、大音量のジャズが聴こえてくる。飴色の照明に、ミッドセンチュリーの黒い革ソファ、壁を埋め尽くすレコード、ジャズの名プレーヤーたちのポストカード、そしてピンクの公衆電話。1950、60年代のアメリカにタイムスリップした気分になれる。

店主の菅原正二さん。日本でも有数のジャズ喫茶「ベイシー」を開いてもう42年になる(この記事の写真:田頭真理子)
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 店主の菅原正二さんがここにジャズ喫茶を開いたのは42年前。その前は、ジャズバンドでドラムを叩いていた。ジャズがやりたくて早稲田に進学し、ジャズ研究会に入ったが、時代は次第に歌謡曲にシフト。「ジャズしか知らないのに歌謡曲の演奏は無理。一関に帰ってジャズ喫茶を始めた。白昼堂々ジャズを聴けるのがよかった。当時一関にはジャズ喫茶はなかったんじゃないかな」(菅原さん)。

店内にはドラムセットも。海外からも著名ミュージシャンが訪れ、ここで演奏する
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 ベイシーがファンの間で聖地のように思われているのは、店主の妥協を許さない音の追求がある。店舗は蔵を改造したもので、アンプとスピーカーのシステムは「JBL」を使用しており、その調整には並々ならぬ熱意を燃やしている。実際、アメリカからJBLの経営者がベイシーの音を聴きに来ることもあるのだ。

圧倒的な迫力の音を出すJBLのスピーカーシステム。この音に包まれたくて遠方から通うファンもいる
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