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復興ニッポン:被災地で「復興祭」を実現、モノの支援にとどまらず「コトの支援」が重要に(1/2ページ)

2011.06.02

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 東日本大震災の被災地で2011年5月29日、ボランティア活動をする団体と避難所の被災者が協力して「復興祭」が開催された。

 「被災地のために役に立ちたい」と思う人は全国にいる。しかし、普段の仕事を休んでまで現地へ赴いて活動するのはなかなか難しい。西日本側に在住の人の場合、交通費だけでも相当の出費になる。

 募金をしたり、特定の商品を買ったりすることで義援金を供出する方法がある。被災地の地酒や特産品を積極的に購入することも支援になるだろう。しかし、矢も盾もたまらずに現場へ駆け付けた人たちがいる。

 「具体的に何ができるのか分からないが、自分が生業としている分野のことなら役に立てるだろう」と。

復興祭会場の東側、石巻港付近で撮影

 復興祭の当日、宮城県東松島市の鹿妻地区児童学習等供用施設(鹿妻学供)前広場には簡易ステージが設置され、周辺にはやきとり、持ち寄り地酒、たこ焼き、チョコバナナなどをすべて50円で販売する出店が並んだ(避難所の人には50円券を事前に配布)。あいにくの雨にもかかわらず、避難所からバスなどで訪れる被災者は1000名を超え、盛況を呈した。

復興祭会場の簡易ステージ

 主催者は同市市議会議員の八木繁次氏。企画運営は、避難所となった上記施設で震災直後からボランティア活動を行っている「児童養護施設支援の会」の高橋雄吾氏(埼玉県春日部市)、現地で建築復興支援活動を続けている「がんばれ 東日本!」代表の高屋友明氏(京都市南区)、被災地建物の電気設備修理などで活躍する「未来設計」の中山尚幸氏(京都市伏見区)ら。

 各氏は現場で活動中に知り合い、意気投合し、現地の人たちと酒を酌み交わしつつ「復興祭」の企画を練り上げた。「カネ」「モノ」による支援も大切だが、「ヒト」が一番大事。皆が元気にならないと復興なんてできない。復興祭はこの「ヒト」を元気にすることを目指した「コトの支援」だ。

 「被災者の方の生活再建への意欲を高めるため、また、これまでお手伝いいただいたボランティアの皆様に感謝の意を示すとともに、更なる地域住民とボランティアの助け合いへの取り組みを図るため、祭りをやろう!」(高屋氏)

 被災者と支援者の心がつながり、「東松島西地区 復興祭」は開催にこぎつけた。

やきとりほか出店はすべて単価50円で提供
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