ある日突然やってくる税務署からの「おたずね」

 ある日、税務署から封書が届いた。開けてみると「おたずね」と太字で書かれた下に、「あなたの平成20〜22年分の所得税の確定申告につきまして、お尋ねしたい事項があります」とある。日時も指定され、必要な書類をそろえて連絡するように書いてある。いったい、この手紙は何だろう?

 手紙が送られた時点で、たいていの場合、税務署は何かしら「税金を追徴する」事実をつかんでいる。そして正しい申告をさせるため、連絡を求めて来た。つまりこの手紙は、税務調査の開始を告げるゴングなのだ。

 税務調査と言っても、様々なレベルのものがある。本来、扶養控除の対象とならない人に、扶養控除を適用して申告するなど、単純なミスの場合は簡単だ。指摘された事実に間違いなければ、それに従い自分自身で修正申告すれば済む。

 しかし、そのレベルを超えてしまうことがある。実際にあったケースでは、インターネットでのアフィリエイト収入を申告しなかったところ、税務署が自宅に来て、コンピューター上の取引記録などを実地に調査していった。「どうしてバレたんでしょう?」と尋ねられたが、もはや後の祭り。当然ながら税務署も日々情報収集にいそしんでいる。