放置される「マクロ経済スライド」未実施分
政府が2011年12月24日に決定した来年度予算案のなかで、年金の特例水準を2012年度から3年間で解消し、その第一弾として2012年度の年金を0.9%引き下げることが正式に明らかになった。
デフレに突入して消費者物価が下がっているのにもかかわらず、高齢者の生活に配慮して年金支給水準を引き下げなかったため、いまの年金水準は本来より2.5%割高になっている。持続可能な年金制度とするために、それを解消するというのが年金削減の理由だ。
しかし、以前にも本稿で指摘したように、「物価スライド」の未実施だけではなく、いまの年金制度は2004年に導入した「マクロ経済スライド」も一度も発動していない。

















