むかしむかし、あるところに──。親子で就寝前に過ごす、やすらぎのひととき。かつては代々伝わる民話が子供を楽しませ、親子の絆を深めるメディアの役目を担っていた。いつしかそれは紙の絵本へと切り替わる。
では、現代のメディアであるインターネットやパソコンは、親と子をつなぐ絆となり得るのか。このテーマに取り組むクリエイターが朝倉民枝氏である。教育上の配慮でインターネットやパソコンから子供を遠ざけている親もいる。しかし、現代社会の中では一生無縁ではいられない。そうであれば「子供とネットとの出会いを、もっとポジティブなものにしたい」と考えた。
既存のコンテンツを探しても、これはというものが見つからない。こうなったら自分で作るしかない。企業の研究所から離れて独立後、2002年にはWebブラウザーで楽しめるコンテンツ「ピッケのおうち」を公表した。
出展:日経パソコン 2012年1月9日号
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