文部科学省は2012年2月8日に、平成24年度(2012年度)から始める「大学発新産業創出拠点プロジェクト」の概要を公表した。この新施策は「事業プロモーター支援型」と「プロジェクト支援型」の2本柱で構成されており、前段階に当たる事業プロモーター支援型への公募を2月8日から開始した。同公募の締め切りは2月29日である。
大学発新産業創出拠点プロジェクトは、大学や研究系独立行政法人が研究活動からつくり出した基盤研究成果の中で、新規事業化が可能な有望シーズを、“事業プロモーター”と名付けた目利き人材が、事業化シーズまで育成し、ベンチャー企業を起こすために必要なリスクマネー投資をベンチャーキャピタルなどから確保するなどの出口戦略を立案し実行する施策である。この結果、大学や研究系独立行政法人が産み出した独創的な研究成果を、ベンチャー企業などの新規事業起こしにつなげることで、日本での新事業起こし、新産業振興を活性化させるのが狙いである。
大学発新産業創出拠点プロジェクト施策を担当する科学技術・学術振興局の産業連携・地域支援課は、今回の新施策で「産学官+金融機関の連携によって、日本で科学技術イノベーションが持続的に起こる日本型イノベーションモデルを構築したい」と、目的を語る。最近の日本では、サービス系・IT(情報技術)系のベンチャー企業以外は、日本を成長させる産業振興につながるベンチャー企業が登場していない。特に、バイオ系やナノテク系で有望なベンチャー企業が登場してないために、産業界での新陳代謝が進んでいない。

















