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過去にはどんな事故があったのか

米国での原発停止の議論---その後

2012年02月07日  RSS 

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 米国で30年続いた原子力発電所のモラトリアムが終了しそうだ。世論調査の結果を見ると、多くの人々は原発に不安を抱えながらも、その運用を認めている。しかし、104基ある原発のうち52基は一般的に寿命とされている40年の運用に迫っている。

 寿命も心配だが、地震や津波、その他の自然災害、人為ミス、テロなどで障害が生じたとき、原発は大丈夫なのだろうか。そもそも米国の原発には地震の心配はないのだろうか。断層の上や近くに建設されていなかったのだろうか。また、福島第一原発のように地震には耐えたが、津波で冷却用の予備電源が破壊されるようなことが起こっても大丈夫なのだろうか。最悪の事故が起こった場合はどこまで避難すれば十分なのだろうか。この記事では、こういった疑問に答えながら、今すぐにでも停止した方がよい原発は米国にあるのか検証してみた。

過去の事故や自然災害による停止や事故

 米国では2011年に、自然災害や系統バランスが崩れたために停止した原発が3基あった。どれも系統電源喪失中に非常電源は保持され、冷却に問題はなく電力系統が回復すると正常に戻った。

 一つ目は2011年8月23日、首都であるワシントンの近郊(145km南東、バージニア州の州都のRichmondからは80km)で発生した地震(マグニチュード5.8)によるもの。電力会社のDominionが所有するNorth Anna原発(図5の青色の点。2基で総発電機能186万kW)が停止した。その際、電力系統も一時的に遮断されたため、ディーゼルによる非常用電源によって冷却が続けられた。その後、系統が回復して、通常の冷却が行われるようになり大事には至らなかった。点検の後、11月半ばに運転再開が許された。North Annaは、米国で地震により自動停止した最初の原発となった。

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