2010年7月初旬、北京市では最高気温が40度を超える日が続いた。特に7月6日の気温はじりじりと上昇を続け、北京市の気象史上で7月の最高となる43.8度にまで達した。ちなみに、従来の7月の最高気温は1999年の41.9度であり、これに次ぐのが2002年の41.1度であったから、7月6日は過去の最高記録を1.9度も上回ったのであった。同日、北京市政府の労働・社会保障局は、労働者を雇用する機関に対して、高温下で働く労働者に高温作業手当を支払わねばならないこと、今年の高温作業手当は昨年に比べて基準額が倍増されたことを発表した。
北京市民の水資源は世界平均の40分の1
7月6日は熱帯高気圧が張り出したことで、高温に加えて湿度も上昇し、水の消費量も増大した。この結果、7月6日の北京市の市街区における水の供給量は288万立方メートルに達し、過去100年の最高を記録したのである。北京市は慢性的な水不足に直面しており、2008年の北京オリンピックの際には隣接する河北省などから「貰い水」をすることで、オリンピック期間中およびその前後における水供給の安定を確保したほどだった。そのような水不足に苦悩する北京市にとって、7月6日に水供給量が過去最高を記録したことは直面する水危機の深刻さを一層鮮明なものとしたのである。
















