取材・文・写真/木野龍逸
今年6〜7月、「持続可能なスウェーデン協会」の招きで初来日した『沈黙の海』の著者、イサベラ・ロヴィーンさん。水産資源の危機を訴えた同書は、環境ジャーナリスト賞など数々の賞に輝いた。現在は、ジャーナリストから欧州議会議員に転進し、政策立案の立場から海洋環境や海洋資源の問題に取り組んでいる。ロヴィーンさんに、来日の目的やスウェーデンにおける最近の変化について話を聞いた。
「COP10で魚の乱獲と海洋環境の悪化を取り上げることは非常に重要です。日本は、漁業大国であると同時に輸入している水産物も非常に多い。実はヨーロッパも、水産物輸入がとても多いのです。だから日欧は、持続可能な漁業に向けてイニシアチブを取っていくべきです。そのためには、世論形成が必要だと思います」
ロヴィーンさんがこの時期に来日した理由は、10月に開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向けて、水産資源管理の重要性を訴えるためだと説明する。事態は危機的で、「緊急の対応が必要」だと、ロヴィーンさんは強調する。
















