日立は、水冷中の物体に感温塗料を塗布することで、表面温度の分布を可視化する計測技術を開発した。発電装置やインバータなどのパワー・エレクトロニクス機器、空調機器などの温度計測に向く。従来の感温液晶を使用する手法では、計測可能な温度幅が10℃と限定的だったが、新技術を用いれば0〜100℃の範囲で計測できる。
一般に、物体表面の温度計測には赤外線サーモグラフィを使う方法が普及している。ところが水中の場合だと、物体表面から放射される赤外線が水中で吸収されてしまうため、計測が不可能だった。そこで、水中の物体の温度分布を測るには、感温液晶を用いる方法が採られている。水中の物体に液晶を塗布し、撮影。液晶の色合いと温度の相関関係から温度を割り出すものだ。しかし、この方法だと1種類の液晶で計測できる温度幅が10℃程度と限定的であることが課題だった。
















