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建設

ケンプラッツ

景観を語る(4) 成熟社会で発注者の姿勢が問われる

2010年05月06日  RSS 

量を追い求めていた時代から、質が問われる時代へ──。近年、社会の中で景観に対する意識が高まってきている。この流れは、建築設計者にとって追い風となる。「今は一時的に混乱しているものの、長い目で見れば、発注者の意識が変わらざるを得ない」。こう指摘するのは、建築紛争を多く手掛ける弁護士の日置雅晴氏だ。

 芦屋市の景観地区でのマンション不認定は記憶に新しい。建築は、地域や社会と調和して存在するもの。本来やらなくてはいけないことを、やらずに済ませてきたいままでが、おかしかったという見方もできる。 戦後の高度成長期、日本の街には「美」という概念はなかった。美しい国づくり政策大綱や景観法の施行、そして国立マンション景観訴訟の最高裁判決。社会全体が成熟を迎え、街の美しさへの意識が高まってきている。

出展:2010年4月26日号 38〜52ページ
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


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