景観法は都市を豊かにするのだろうか。幕張新都心の基本計画やつくばエクスプレスの沿線整備構想にかかわった都市プランナーの蓑原敬氏は、目指すべき都市像の欠落を指摘する。
日本の状況は変わりつつある。少子高齢化時代を迎え、スクラップ・アンド・ビルドを前提とした経済優先の建設は、もはや成立しない。
これまでの日本人は、生活環境を守ることよりも、資産としての不動産を生かすことを優先してきたといえる。今後は安定した環境を歓迎して、周囲と連帯するという社会情勢に変化していくだろう。最近の景観を争点とした裁判の判例は、そうした情勢の変化を映し出している。
出展:2010年4月26日号 38〜52ページ
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