Kindleは、電子書籍を巡る業界の固定観念を一変させた。読むのがはるかに簡単だったからではなかった。私が持っている一番読みやすい電子装置は「Compac HP TabletPC」のLisaBettaで、これは自分でフォントや大きさを設定できるうえに、バックライトスクリーンなので、暗いところでも読むことができる。さらにコンピューターなので、出版社がイラストを動かせるようにしていれば、イラストでも、図形でも地図でも動かすことができる。LisaBettaはバッテリーの寿命に問題がある。それはノートPCだが、読み心地はKindleより良い。ただ、Kindleよりも快適に電子書籍を読む方法があっても、Kindleの体裁は十分なものだ。また、多くの読者が紙の本よりKindleを好むようになった(私がわざと「多くの」というあいまいな言い方をしたのに注意してほしい。私はそれがどれぐらい多いか知らない。だが、決して「ほとんど」ではない)。
Kindleの魅力は使いやすさだ。持ち歩くのに便利な大きさで、バッテリー寿命も適切だ。もちろん「Sony Reader」やその他の機種も便利だが、Kindleには決定的な便利さがある。オンデマンドで本を配信する無線サービスを永久に契約できる点だ。新しい本を買うことも、自分に電子メールで本を送ることもできる。どちらの方法でも、まるで魔法のように本がKindleに現れる。Amazonは24時間、週7日間無線を適切な価格で提供しているだけでなく、即座に配信されるようにしている。

















