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企業・経営

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田中克己:具体策見えない、NECの再生計画

2010年03月17日  RSS 

 2012年度に売上高4兆円、営業利益2000億円、当期利益1000億円---。

 これは2010年2月25日、次期社長人事と同時にNECが発表した中期経営計画「V2012」の数値目標である。2009年度の売上予想3兆6600億円から半導体事業の売り上げを差し引くと3兆2000億円程度。年率8%もの成長を続けなければ達成できない計算になる。

 NECグループの売上高は2000年の5兆4000億円をピークとして、毎年のように縮小が続いている。そんななか、なぜこれほど野心的な売り上げ目標を、社長人事と同時に発表したのだろうか。

野心的過ぎる目標の出所

 2008年度に営業赤字に転落したNECは、人員削減や給与カットなどの徹底的な固定費削減と、経営の3本柱の1つである半導体事業(NECエレクトロニクス)の切り離しによって再生を図っている。

 厳しい経営状況を予想していたのか、矢野薫社長は2008年4月、NECの10年後の姿を示す「NECグループビジョン2017」を策定した。売上高5兆円の壁を突破するため、短期志向に走らず、長期的な視点で高い目標を打ち立てるという狙いだった。

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