米Analog Devices, Inc.(ADI社)の日本法人であるアナログ・デバイセズは2010年3月11日に都内で記者説明会を開催し,同日に発売したD-A変換器LSIの新製品「AD5791」について説明した(リリース,Tech-On!関連記事)。AD5791は,従来のD-A変換器LSIの最上位品種に比べて精度と分解能を4倍に高めるなど,「我々の変換器技術の到達点」(アナログ・デバイセズ マスマーケット統括部 セントラル・アプリケーションズ マネージャの藤森 弘己氏)とする。
ADI社は今回,D-A変換器LSIの精度と分解能を高めるために,大きく三つの点で従来技術を改良した。第1に,新しい材料と製造プロセスを導入し,回路に集積する素子の特性を高めた。薄膜抵抗の材質や形状を見直したほか,CMOS/バイポーラ混載プロセスを改善してトランジスタ性能を高めた。第2に,回路設計を改良して,低雑音で低電力のオペアンプを集積したり,温度整合の精度を高めたりした。第3に,薄膜抵抗の抵抗値の整合を取るための補正(キャリブレーション)を強化した。
















