ペット保険専門の保険会社であるアニコム損害保険を傘下に持つアニコムホールディングスは、2010年に飛躍の年を迎えた。3月3日に東証マザーズ市場に上場を果たしたのだ。ペット保険専業者の上場は初めてのことである。
同社が目指すのは、人間の健康保険制度と同じように、「ペットの健康保険制度」というべき仕組みを社会に広く認知・普及させることだ。そのための枠組み作りにこれまで奔走してきた(関連記事 『人と同じな動物向け「健康保険」、世界初の病院窓口精算で離陸』)。
ペット保険を軌道に乗せるには、自社の努力だけでは足りない。動物病院やペットショップと連携できる情報基盤が欠かせなかった。アニコムホールディングスのCIO(最高情報責任者)に相当する江口耕三取締役兼執行役員は、「ペット業界が受け入れてくれるような利便性の高い仕組みの実現が、ペット保険を普及させる鍵を握っている」という。動物病院やペットショップにとって使い勝手のいい仕組みを提供することは、ペットを飼う人たちへのサービス向上にも直結する。
















