私はこの3月一杯で辞表を出すつもりです。私が退任を決めたのは、新理事長に嘉山孝正先生が決まったときでした。嘉山先生は私よりも年下ですし、彼がやりにくくて困るだろうと考えたのです。
「新しい酒は新しい皮袋に」という言葉があるように、“新生がんセンター”を立ち上げるに当たっては、人心を一新して新たな計画を考えるべきでしょう。病院長の任期はあと1年残っていますが、私が人事を行ってしまうと、引き継いだ方がやりにくいと思うのです。もちろん、現時点で病院を最も知っているのは私ですから、再生への協力は惜しみません。
いずれにせよ、税金を投入する国民が納得できることを、嘉山先生の決断の下で行うべきです。あと、この病院に足を踏み入れたこともない役人が口を挟むのを許すような真似だけは、絶対にしないでほしいと思います。
















