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医療

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パンデミックの教訓(1) エビデンスに基づく公衆衛生と新型インフルエンザ

北里大学医学部衛生学公衆衛生学講師 和田耕治氏

2010年03月10日  RSS 

 新型インフルエンザA(H1N1)2009の流行に対して、検疫での感染者の特定、健康監視、学校閉鎖、感染予防策の教育、ワクチン接種など様々な公衆衛生対応が実行された。こうした対応についての「評価」を求める声も高まっており、今後へ向けた教訓を得るためにも様々な議論を交わすことが望ましい。北里大学医学部衛生学公衆衛生学講師の和田耕治氏に、まず「パンデミックの教訓」を考えるための道筋を示してもらった。

エビデンスに基づく医療と公衆衛生の違い

 公衆衛生対応とその意思決定に対して批判的なコメントを見る中で、エビデンスに基づく公衆衛生(Evidence Based Public Health、以下EBPH)の特徴や限界を知ることで、より方向性の定まった議論ができると考えた。そこで、今回と次回の2回に分けてEBPHの特徴や意思決定についての基礎知識を紹介したい。第1回の今回は主にEBPHとエビデンスに基づく医療(Evidence Based Medicine)の違いに着目した。

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