3月2日に開かれたトヨタ自動車のリコールに関する公聴会で、米上院商業科学運輸委員会のJay Rockefeller委員長は「議会はブレーキ優先システム(ブレーキオーバーライド機能)を全メーカーの全車種に義務付ける法整備を真剣に考える必要がある」と述べました。
これは3月3日付けの日本経済新聞夕刊で報道されており、同記事ではトヨタによる情報として北米市場でブレーキオーバーライド機能を搭載しているクルマの比率は約2割としています。アクセルペダルとフロアマットの干渉や、アクセルペダルの戻り不良への対応で大量のリコールを実施したトヨタもこれまでは対象車種で同機能を装着しておらず、今後販売する全車種に同機能を搭載することを表明しています。
ブレーキオーバーライド機能は、電子制御スロットルの搭載車において、アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合、エンジン出力を絞ってブレーキの制動力を優先させる機能です。すでに多くの欧州車には採用されており、たとえばドイツのAudi社、BMW社、Daimler社、Volkswagen社などが搭載しています。Daimler社によれば装着を始めたのは2000年からで、2002年には全車へ展開したとしています。この機能が実装されていれば、アクセルペダルが全開の状態でフロアマットに引っかかったとしても、安全に止まれる可能性が高まります。また、アクセルペダルが固着して戻りにくいといったトラブルでもブレーキを踏むことで確実に減速できるはずです。

















