約10年前から3次元CADを活用してきた前田建設工業では、2010年4月、本社や支店を含めた建築設計部門全体でのBIM活用がスタートします。これに先立つ2009年4月には、設計と施工の専門家が一堂に集まった「シームレスチーム」も発足。同社のBIM活用戦略は、設計・施工の生産性向上だけにとどまらず、ファシリティーマネジメント(FM)分野への新ビジネス開拓にも向かっています。
全社の建築設計部門でBIMを導入
前田建設工業では、2000年に現在で言う「BIM対応3次元CAD」導入の検討をスタートして以来、超高層RC集合住宅からオフィスビル、工場などへと3次元設計の対象を広げてきました。当初、3次元CADを使っているのは本社の建築設計部門の一部だけでした。しかし、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)という言葉が流行し始めた2005年当時には、既に建物の意匠、設備、構造を3次元モデルで設計し、実質的にBIMを活用していたのです。
















