与党・政府間の国会討論は予定調和でつまらないことが多いが、3月4日の参院予算委員会は違った。
質問に立った民主党の桜井充参院議員は、地元・仙台の港湾拡張事業が採択されなかったことに不満をぶちまけた。身内からの批判に対し、前原誠司国交相は「与党の議員として建設的に、同じ目線で訴えていただきたい」と返した。
すると、桜井参院議員は「心外だ。私の意見がどうして非建設的なのか」と怒り、前原国交相に発言の撤回を迫った。前原国交相も「撤回するつもりはない」と譲らず、「地域の代表として誰もが桜井さんと同じことを言う」と述べたうえで、政権の公共事業削減の考えに理解を求めた。
普段は厳しいやじを飛ばす野党側も、与党・政府の身内同士の応酬をしばし静かに見守っている。
最後は原口一博総務相が両者の間に分け入り、「地域の声を受け止めるために、国と地方との協議の場をつくる」と述べて議論を引き取った。桜井参院議員が「分かった」と言って次のテーマに移ろうとすると、野党議員から“対決”の続行を求める声も上がった。
















