三菱電機は、太陽光発電システムの需要急拡大を受け、太陽光を電気に変える効率を示す光電気変換効率の向上を中心に、新技術を次々に開発した。住宅用などで主流の多結晶シリコン太陽電池セルで世界最高の変換効率19.3%を達成し、低コスト化でき大規模発電に適した薄膜シリコン太陽電池では業界トップクラスの14.8%を実現。システムの出力最大化技術も開発した。
変換効率は、太陽電池に注がれた光エネルギーのうち電気エネルギーに変えられる比率を表す数値。変換効率が高ければ小さな太陽電池で多く発電できることになる。そのため、省スペース化が可能でコスト削減にもつながる。
多結晶シリコン太陽電池は、実用的な15cm角・厚さ200μm(μ=マイクロは100万分の1)のセルで同社が昨年作った記録、19.1%を0.2ポイント高め、世界最高を更新した。浄化処理などで電気の流れを改善し、電気抵抗を従来比で4%低減した。0.2ポイントの上昇は、セル1枚当たりの出力では4.16Wから4.20Wに約1%向上する計算。量産ラインに順次導入する。
















