「安全文化」を考えないと、グローバル競争に生き残れない
日本は「安全な国だ」といわれて久しいが、その実、どうなのだろうか。安全と、日本経済はどのように結び付いているのだろうか。安全学を通じ「安全づくり」の重要性を提唱している、明治大学の向殿政男教授に話を聞いた。
私たちはふだん「安全」という言葉を何気なく使っているが、よく考えてみると、これが漠然とした概念であることに気付かされる。
何をどこまで行えば「安全」だといえるのか。安全と危険の境界はどこにあるのか。
「実は国によって、安全の考え方は違っているのです。人間であれば誰しも、危険に際して逃げるという本能があります。しかし、どこまでを危険ととらえ、どこから安全とするかについては、その国の文化により差が生じるのです」と、明治大学の向殿政男教授は指摘する。
















