きちんと定着したか否かは別にして、標準化に取り組んだことのない企業はないだろう。少数派ではあるが、標準化に成功した企業ではプロセスの品質や生産性を向上させている。だが、そうした“成功企業”にも落とし穴が待ち受けている。技術や環境の変化に追随できないと、標準プロセスが「足かせ」になり得る。
クニエ 戦略サポートグループ
鎌田 肇、山本 真
鎌田 肇、山本 真
過去の成功体験を形式知化した「ベスト・プラクティス」というものには、その輝きが急速に失われる危険性があることを忘れてはならない。今回は、標準化に一度は成功したにもかかわらず、いつの間にか成功実績が「過去の遺物」となり果ててしまった小売業D社の事例を基に、標準化に失敗する原因を解説する(図1)。

図1●標準化に失敗する6つの理由
















