昭和電工は,ごみ焼却プラントなどを手掛けるプランテックと共同で,熱電変換モジュールの実用化に向けた実証実験を始めた。既に2009年8月31日から焼却炉での実証実験を開始しており,2010年2月15日からは耐久性を高めた新型モジュールに変更して実験を継続する。今後も改良を続けて,5年後をメドに焼却炉での実用化を目指す。さらに,中期的には自動車の排気管に設置してカー・エアコンなどに電力を供給する用途を開拓していくという。
実証実験に使うのは,昭和電工が開発した希土類系の熱電変換素子を搭載したモジュールである(関連記事)。p型にLa-Fe-Sb系の材料を,n型にCe-Co-Sb系の材料を用いた。焼却炉の排熱の温度域に近い300〜600℃での発電に適しているという。実験室での測定では,高温側が600℃,低温側が50℃の場合に熱電変換効率6.2%,出力密度2.4W/cm2を得ている。モジュールの外形寸法は30mm×30mm×4mmで,最大出力は21.6Wだった。
















