日経メディカルオンラインと日経ビジネスオンラインの討論ブログ、「どうする?日本の医療」の調査を見ると、NP(ナースプラクティショナー、診療看護師)導入に対する関心が高まっていることが分かる。今回はアメリカで働いているNPであり、日本らしいNP制度構築を願う者として、初回の私のブログへのコメントや、木村氏のブログへのコメントにも出てきた疑問のいくつかに応えてみたい。
私が医師ではなく、あえてNPを目指したワケ
医師によるNPに対する批判の最も強いものは「医療をやりたいのならば、医師になればいい」というもののようだ。だが、例えば私は医師になるかNPになるか迷った末、NPの道を選んだ一人だ。
私がNPを選んだのは、生物学を専攻する大学生だったころ、大学を一年休学してボランティアとして中米のニカラグアとグアテマラに行ったことにある。もともと公衆衛生や国際医療に興味があった私は、当地で売春宿やストリップクラブでセックスワーカーのエイズ教育に携わった。しかし、いくらコンドームの話をしていても、体調が悪いと話を聞いてもらえない。かといって医療のことが分からない私は、痛みの原因の相談されても、その理由が見当も付かなかったのだ。
















