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企業・経営

SAFETY JAPAN

「2世帯住宅ならでは」の防犯弱点を実地調査

最大の問題は、「裏手→親世帯屋根→子世帯2階窓」という、「前代未聞の侵入ルート」だった!

2010年01月06日  RSS 

最新設備・人通りあり・ツーロックの「2世帯住宅」の、「意外な弱点」とは!?

 

 今回防犯診断にうかがった富田さん(仮名)のお宅は、住宅地の角地に立地する2世帯住宅。玄関から水回りに至るまで設備はすべて別々で、平屋の親世帯用住居に富田さんのお母様が、2階建ての子世帯用住居には富田さんのご家族3人が住む。

 隣り合う住戸は、錠のない扉1枚を隔てているだけ。互いに自由に行き来できる。

 周辺は、住宅地とはいってもバス通りや商店が近いこともあって、前を通る2本の道路はそれなりに人通りがある。しかも、完成からまだ1年経ってない建物だけに、開口部を守るドアや窓の設備は最新式。同行した専門家、セコムIS研究所の甘利康文氏は、「通りに接した面は問題なさそうですね」と、第一印象を語る。

元々この場所は、富田さんの実家。「建て替えの際に2世帯住宅に」という、よくあるパターン。周囲の治安や状況は、よくわかっている。そのせいか、富田さんは、家を建てるにあたって、とりたてて防犯上の対策は講じていない。注文住宅として、設計施工は工務店に頼んでいる。 「ホームセキュリティシステムを取り入れようかという話も出ましたが、見積もりを取るまでは行きませんでした」(富田さん)。

 しかしお母様の話では、周辺ではそれなりに空き巣被害が出ているという。それに富田さん自身も、いざ完成して住んでみると、気に掛かる点が出てきた。

「隣家との境が塀で、人の目が届きません。それが気になる、と母が言い出しまして……」と富田さん。たしかに、隣家と向き合う面の一方は、おとなの背丈ほどの塀で隔てられている。塀沿いは、親世帯用玄関までのアプローチ。奥に入ると、玄関に行き着く。


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