ダッソー・システムズ(本社東京)は,仏Dassault SystemesのPLMツール製品群の新版V6R2010xについての強化内容を明らかにした。これまでCADを使っていない,生産技術部門やマーケティング部門のユーザーに向けた3次元機能を強化した。また,配管設計機能など,V5にはあったがV6では未整備だった機能を追加した。
Dassault SystemesはV6について,(1)設計者が3次元設計を実行する(2)生産技術やデザイン,マーケティングといった関連部門や協力会社との間で3次元情報を共有する(3)顧客に向けてのプレゼンテーションに3次元データを使う,といった三つの利用場面を想定しており,それぞれに対して機能を供給することにしている。V6R2010xにおいても,その方針通りに機能強化を図った。
まず(1)については,設計者向けの熱応力解析機能「SIMULIA DesignSight Thermal」を新設(図1)。解析ソルバ「ABAQUS」と同じ技術を内部で用いているが,設計者から見ると作成した3次元形状をそのまま解析できるよう,操作を容易にした(設計者向け解析機能はV5までの「CATIA Analysis」に当たるものだが,V6からはSIMULIA DesignSightと呼んでいる)。また配管設計機能「CATIA Advanced Piping & Tubing Design」を新設。柔軟性のあるチューブも,材質情報を定義することでリアルな形状として扱えるもの。これまでV5には同様の機能があったものを,V6にも追加した。プリント回路基板(PCB)の設計者との間で3次元データをやりとりする手段として,IDF(2.0または3.0)に対応した。
















