高齢化が進む先進国では、骨粗鬆症は医療サービスに大きな負荷を与える危険性がある。予防のための介入法は複数あるが、効率良く実施するためには、介入によって得られる利益が大きい集団、すなわち骨折ハイリスク者を高い精度で同定できるアルゴリズムが必要だ。そこで英Park大学のJulia Hippisley-Co氏らは、骨粗鬆症性骨折と大腿骨頸部骨折の10年リスクを検査値なしで推定するアルゴリズムを作成し、BMJ誌2009年12月5日号に報告した。
骨密度測定は、コストが高く感度が低いため、集団ベースのスクリーニングには適さない。より安価で実用的なハイリスク者同定法が必要と考えた著者らは、英国のプライマリケアで広く使用されているFRAX(骨折リスク評価)アルゴリズム(こちら)に優る、簡便なアルゴリズムを開発しようと考えた。今回作成したアルゴリズム「QFractureScore」(こちら)は、身長と体重以外に検査値を一切用いずに10年間の骨粗鬆症性骨折または大腿骨頸部骨折のリスクを予測するものだ。
















