住友商事は,ルネッサンス・エナジー・リサーチ(本社大阪市)が開発した「CO2(二酸化炭素)選択透過膜」の実用化に向けて技術開発・市場開拓に取り組むことを発表した。同技術は大量の水素を使用する石油精製や化学プラントの水素製造工程に応用可能で,同工程は日本国内で約40カ所,海外ではその約50倍が存在するといわれている。
CO2選択透過膜は,混合気体からCO2だけを分離して透過する特性を持っている。従来の水素製造工程におけるCO2の分離法である化学吸収法は,分離回収工程で大量のスチームを使用する。同選択透過膜ではスチーム使用量を大幅に削減でき,エネルギー消費は既存技術の約1/5になる。ストロー状の同選択透過膜を束ねてモジュール化することで,従来法よりも狭い場所で効率よくCO2の分離回収ができる。
















