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環境

ECO JAPAN

消費者と従業員の気持ちを掴んだ 西友の社会貢献「エコ・ニコ学習会」

2009年12月15日  RSS 

環境ISOはわかりにくい?

 小売業においても環境政策が欠かせない時代になるという予測の下、西友がISO14001を導入したのは1997年のことであった。社内外で一定の評価を得ることもできた。しかし社内の環境政策会議「エコ委員会」では、いつもこんな議論がされていた。

 「ISOは入れて良かったと思うし、うち(西友)が真面目に環境をやっているのは大事なことだと思うよ。だけどな、お客さんには伝わらないんだよなァ。○○社みたいに「木を植えてます!」とかさ、□□社みたいに「海をきれいにしています」とかさ。何か1つドン! とさ、もっとわかりやすいイメージを打ち出せないのか?」
 「いやあ、そりゃ違うよ。この愚直なまでの真面目さがいいんだよ!」

 悩ましい会話だ。「何か1つドン!」ですか……。おっしゃることはよ〜くわかりますよ! でもね、ISO14001はイメージアップのために導入したんじゃありません。小売業として、西友として、何をしていかなければならないのかを明確にし、環境を本業の中に組み込んでやっていかなければならないことは、おわかりですよね? しかも、木を植えたり、海や川をきれいにするにはお金がかかるんです!

 口には出せずとも、本題とずれた、このやりとりを毎回悩ましく聞いていた。当時はまだ、今ほど環境問題が世界的な課題とまではなっていなかった。エネルギー政策や廃棄物削減、環境商品の開発などを議論する前に、もっと消費者にもわかりやすい西友の環境イメージを打ち出してほしいというのが皆の本音だったのだろう。

 実際、「真面目に取り組んでいるとは思うが、難しくてわかりにくい」というのは、小売業にとって決して良いイメージではない。本業での取り組みとは別に、環境活動のテーマとなるものを考えないわけではなかった。しかし計画だけならいくらでも考えつくが、結局は経費がネックとなる。具体的な話にまでは、なかなかたどりつかなかった。


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