グローバル化が進展し、システムの開発は大規模・複雑化してきた。それに伴い、関係するステークホルダーは、顧客・ユーザーやサプライヤーだけでなく、競合企業、政府、納税者、地域住民など多岐に渡る。企業や事業体には、これらステークホルダーすべての利害関係を考慮しつつ、顧客・ユーザーの課題を解決し、ニーズを満足する解を見出す能力が求められる。こうした大規模・複雑システムの開発手法として、いま注目を集めているのがシステムデザイン・マネジメント(SDM)である。システムデザイン・マネジメントは、顧客・ユーザーの真の課題・ニーズを把握することからスタートし、あらゆる視点に立って全体最適化を図りながら課題解決に導く。2008年、日本で最初にシステムデザイン・マネジメント研究科を創設した慶應義塾大学大学院教授の狼嘉彰氏に、システムデザイン・マネジメントの必要性とその役割について伺った。
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