建築設計事務所は、自社で住宅瑕疵担保責任保険に加入することはないが、加入者である施工会社のために設計業務で保険の設計施工基準に対応したり、副業として保険の現場検査を手掛けたりする。日経ホームビルダーは2009年10月7日〜15日に、設計事務所勤務者を含むケンプラッツの読者を対象として、瑕疵保険に関するアンケートをインターネット上で実施した。得られた76件の回答には、事務手続きのわずらわしさに対する苦言がある一方で、現場検査に厳しさが足りないという批判も含まれていた。回答の一部を紹介する。
現場検査員の立場から警鐘を鳴らしたい
瑕疵保険と、その前身である瑕疵保証の現場検査員をともに経験している。瑕疵保証と比べると瑕疵保険の現場検査が、簡略になったことが気がかりだ。
瑕疵保険で住宅会社が提出する図面は瑕疵保証よりも減った。提出された図面に書かれていないことは検査の対象外になってしまう。その結果、耐力壁関連などの瑕疵が発生しやすくなったのではないかと心配だ。自分が建て主なら、この簡略化された検査内容には納得がいかない。
出展:2009年12月号 45〜50ページ
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
















