急成長で周辺産業を広げた任天堂。だが「Wii」が失速。部品や半導体など“任天堂銘柄”の業績下方修正が相次ぐ。巻き返しなるか。「次世代機」の動向に早くも注目が集まる。

電機大手の2009年7〜9月期決算は東芝やパナソニックなどが営業黒字に転換した。薄型テレビなど主力製品の需要が世界各国の景気対策によって回復したのに加えて、人件費など固定費削減が奏功したためだ。先行きの不透明感はあるが、リーマンショック直後の危機的な状況から抜け出した。
ところが、こうした一服感と裏腹にNECエレクトロニクスやミツミ電機など一部の半導体や電子部品メーカーで厳しい決算や業績予想の下方修正が相次いだ。最大の理由は、任天堂の失速。革新的なゲーム機で新たな地平を切り拓き、今や売上高2兆円に迫る規模へと急成長した同社が壁にぶち当たり、その波をもろに受けている。
出展:日経ビジネス 2009年11月16日号 158ページ
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