現場代理人に求められる能力や資質のうち、前回は業績向上の基本となる技術力と対応力について詳述した。一流の技術者になるには、これらの能力に広がりや深みを持たせることが欠かせない。連載の第3回では、知識や技能を「立体的」な能力に高めるためには何が必要かを解説する。
連載の第2回で述べた技術力や対応力を、現場代理人はプレーヤーとしてだけでなく、監督者としても実施しなければならない。監督者として部下や作業員、職人に技術力や対応力を適切に実施させる能力を管理力と言い、現場代理人に欠かせない能力である。
管理力とはP(プラン、計画)、D(ドゥ、実施)、C(チェック、点検)、A(アクション、改善)の各段階でそれぞれ実行できる力のことだ。技術力や対応力に関して、PDCAの各段階で実行すべきことを表3−1に記した。この4×8=32マスに記載した内容を確実に実施する能力を、現場代理人は身に付けておかなければならない。
技術力や対応力で管理力を発揮し、二次元の広がりを持たせることを、現場代理人に必要な能力を「面的に広げる」と言う。
















