日本音楽著作権協会(JASRAC)に対して排除措置命令を出した公正取引委員会の判断には重大な誤りがあるとして、JASRACはこれを裏付ける証拠を、10月28日に開かれた第3回審判で提出した。
公取委は、JASRACと放送事業者のあいだで結ばれた包括契約の内容が独占禁止法に違反するとし、2月27日付けで排除措置命令を下した。この判断は、放送事業者が、新規参入した管理事業者の管理する楽曲を放送することで使用料を追加負担することを避けるため、新規管理事業者の楽曲の利用を回避したという事実認定に基づいたもの。
しかしJASRACは、公取委の認識が誤っていると主張し、今回、回避された具体例として挙げられている大塚愛さんの楽曲「恋愛写真」の使用についてまとめたデータを提出した。
JASRACによると、新規管理事業者が管理する同曲は、2006年10月に少なくとも515回、10―12月に少なくとも729回放送されていた。また、JASRACが管理する新曲3曲の10―11月における使用状況は恋愛写真と類似した傾向を見せている。
このことからJASRACは、放送事業者が楽曲使用料を追加負担したくないために、JASRAC以外の管理事業者の管理楽曲を使わなかったとは言えないと指摘。また新規管理事業者が管理する恋愛写真とは別の楽曲についても、多数回放送されていたことを確認しているという。
■関連情報
・日本音楽著作権協会のWebサイト http://www.jasrac.or.jp/

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